1. 文化を「保存」ではなく「循環」として捉える

文化は、特別な場に隔離されて残されることで生き延びるものではありません。

人の営みの中で使われ、語られ、触れられ続けることで、

その意味を更新しながら、次の世代へと手渡されていくものだと、私たちは考えています。

Heritage in Motion という名前には、

文化を静止した遺産としてではなく、

人の営みや社会の流れの中を巡りながら、

価値を生み出し続けるものとして捉えたい、という思いを込めています。

2. 人そのものではなく、関係性や場に目を向ける

文化が置かれている「場」や、人と人との「関係性」、

そして、それらが時間の中で育まれてきたという前提です。

その前提に目を向けながら、

文化が暮らしや仕事、地域の活動の中で、

無理なく関わられ、活かされ続けていく条件を整えていく。

それが、Heritage in Motion の基本的な姿勢です。

3. 現代の価値や経済活動と結びつくかたちを、現場から探る

文化のあり方は、地域ごとの状況や、

関わる人や時代によって、少しずつ異なっていきます。

一つの形が、どこでも同じように機能するとは限りません。

だからこそ私たちは、

現場に向き合いながら試行を重ね、

文化が現代の価値観や経済活動とも無理なく結びついていくかたちを、

その土地や状況に応じて探っていきます。